「京都市交響楽団・完全密着」|撮影秘話【前編】

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こんにちは、バイオリニストYouTuber:なか かなです!
はじめましての方は、私の自己紹介はこちら

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先日、9月14日に公開した動画
【朝から完全密着!】プロオケ、京都市交響楽団の実態、ご覧いただけましたでしょうか?

サムネ気に入ってる

これを書いている9月16日現在、
過去10本の動画中、第1位の視聴回数の勢いを記録していて
この動画が視聴者さんに喜んで頂けていることを実感しております…!

今日はこの動画ができるまでのお話を書いていこうかなと思います。

プロオケ密着はずっとやりたかった

バイオリンはじめちゃんねる」で取材系は結構人気のシリーズ。

過去にも
・松ヤニ製作&工房
・楽器可物件
・都内楽器店
などの動画を作っていますが
すべて自ら取材申し込みをし、取材・撮影をさせていただきました。

「いつかプロオケを取材したい!」

というのは、ずっと持っていた気持ち(野望とも言う)ではありましたが、
いつ・どのオケを・どんなかたちでというのは、全くプランがありませんでした。

沖澤さんにもう1度会いたくて京響を聞きに行った

そんな野望は実現できずに時は過ぎてゆき、今年の1月 in 東京。

沖澤のどかさん指揮の東京シティフィルハーモニー管弦楽団 の公演にエキストラとしてのせていただく機会があり
彼女の音楽にすっかり魅了されたしまった私が、Xで愛を叫んだのが始まりでした。

キモオタ気質満載のツイがちょいバズ

沖澤さんの音楽とお人柄が好きすぎて、どうしても客席で聞きたくて
このツイートの1週間後に沖澤さん指揮/京都市交響楽団の演奏会に行くことを弾丸決行。

そしてこれが私にとって初!京響の生演奏会!

とにかくオケの音色の美しいこと!!!

清涼感あふれる響きの余韻に甘さが香る音色…(食べ物の例えみたいごめんなさい)
すごく特徴的な、魅力的な音色だと思ったんです。
とにかくそれが好きだったんです。
(曲目やホールによってもきっと音色やキャラクターは変わるのだろうけど)

京響、取材…したい…!
内なる私が、本能が、強烈に叫んでおりました。

が、ただの観客として来ている私がいきなり舞台裏に乗り込んで
「事務局の人間に会わせろ!話がある!」は、おそらく警備員召喚になるでしょう。

落ち着け。今じゃない。
家に帰って、企画書作って、冷静にアプローチしよう。

と、テンション上がりっぱなしの本能を必死に落ち着かせたのでした。

沖澤さんから告げられた衝撃の一言

Xを通してつながりお会いすることができた京響の団員さんが
「今がチャンス!沖澤さんに話しかけてきちゃいなよ!」と後押ししてくださったこともあり

演奏会後のロビーでお客様のお見送りをしている沖澤さんに、意を決して話しかけました…!
あぁあぁ、友達に応援されながら好きな子に告白する中学生ってこんな感じなのかなぁあああ

「あの、バイオリンの中と申します。実は先週シティフィルでご一緒させていただきました。本日の演奏会も素晴らしかったです。これからもがんばってください」

あぁ、なんと気の利かない言葉なのでしょうか。
想定外の事態で超準備不足!
小学生か!と突っ込みたくなる低レベルな文章。
今思い出しても恥ずかしい。

ただ、私は沖澤さんから「そうなんですね、ありがとうございます。またどこかで!」と一言返していただければ、もうそれでいいと思っていたし
いや、なんなら声をかけれればそれで良かったし(自己中)
いやいや、むしろ沖澤さんに「やべえやつ話しかけてきた」と思われる覚悟すらしていました。

フッ…告白は…失敗だな…。

と白目をむいた瞬間…

沖澤さん
「あぁ!中さん!!Xで私のことすごく良く書いてくださって…!母から聞きました。」

X拡散力、すごおおおおおお
沖澤ママ様に届いてしまうXって…!震える。


沖澤さん
「よかったら連絡ください!」
からの連絡先共有。

ええええええええええええええええええええええ!?
いいのおおおお!?

そしてその後、沖澤さんとメッセージをやり取りをする中で
「もし助けになるなら」と、
京響の広報の方の連絡先を教えてくださったのです…!

神かよ…!

広報の方に連絡

いやでも待て。

沖澤さんから広報の方の連絡先をいただいて小躍りしている自分を制す。

状況は何も変わっていないのだ。
沖澤さんは確かに広報宛の連絡先を教えてくれはしたが、それは京響取材OKの意味ではないのだ。
京響側にとって私が「お前誰だ状態」であることにはなんの変化も起きていない。
むしろ、失礼のないように誠意を持って丁寧に取材のお願いをしなければ

「変な人から急に連絡きたんですけど、沖澤さん、この人に広報のアドレス渡しましたか?」って迷惑がかかる…!

あばばばばばそれは避けたい!!!!!


震える手を必死に押さえて企画書を書き上げ
誤字脱字がないか5000回くらい読み返し
「えいっ!」と送信ボタンを押したあの瞬間は今でも忘れない。

後編に続く

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